コンクリート ブロック

コンクリートブロックの知識

コンクリートブロックの知識が学べます.このサイトではコンクリートブロックの種類や価格、サイズ・寸法などを紹介しています。さらに、コンクリートブロックの積み方、メンテナンスからコンクリートブロックに関わる資格なども紹介しています。

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鉄筋コンクリートとコンクリートとモルタル

コンクリートブロックも当然そうですが、原材料は砂やセメント、骨材、水等を混ぜ合わせたものになりますが、セメントと砂、水だけのものを「モルタル」。
セメントと砂、水、それに砂利も混ざったものが「コンクリート」になります。
ここで問題なのは固まってしまうと見た目では、モルタルかコンクリートかそれがどちらか分からないということです。
これは実際にコンクリート工事に携わっている人でもわからないと思います。
ではどうやって見分けるかというと、施工場所が、駐車場であれば、モルタルである可能性は低いし、薄い壁面や、タイル目地、石組みの隙間などであれば、骨材の砂利が入る隙間がないので、コンクリートである可能性はないということになります。
そして当然、モルタルよりも骨材(平たく言えば石)が入ってるためコンクリートの方が強度が高くなります。
さらに強度が必要な駐車場のコンクリートになるとなかに鉄筋を入れて鉄筋コンクリートになります。
しかし、実際に自分でコンクリートを練ってみると骨材がある分コンクリートは練るのが大変です。
コンクリートブロックを積む際の基礎コンクリートも1段か2段ぐらいならモルタルのなかに13mmの鉄筋を入れるぐらいで十分だと思います。
それ以上コンクリートを積む場合は鉄筋コンクリートにした方がいいと思います。
鉄筋コンクリート

鉄筋コンクリートの寿命

鉄筋コンクリート構造物の外壁のなかには俗に言う打ち放しコンクリートになっているのをよくみかけませんか?
打ち放しコンクリートの外壁は、パッとみるとコンクリートを固めて型枠をはずしただけのようにみえますが、たいていの場合、透明の塗料が塗ってあります。
これはコンクリートの中性化を防ぐためのものです。コンクリートはもともとアルカリ性なんですが、長い年月の間、雨、風、日光等にさらされていると表面から少しずつ酸性になっていきます。これが、中性化という現象です。
中性化がすすんでコンクリートの中にまで及んでくると鉄筋が錆びてしまいます。
鉄筋コンクリートを長持ちさせるためには壁の塗り替えなどメンテナンスが必要になってきます。
塗り替えの時期の目安としては、鉄筋コンクリートに水をかけて少し黒っぽくなり、水を吸い込んでいるようにみえたら塗り替えの時期です。
この状態になって長い間放置しておくとコケが発生したりします。
鉄筋コンクリートの塗り替え(コーティング)には、大まかに分けて2種類あるみたいです。
一つは撥水剤とよばれる鉄筋コンクリートにしみこませて水の吸水を防止するタイプで、もう一つは表面に高耐久な塗膜を作るタイプで撥水剤は数年しかもちませんが、これは15年ぐらいはもつようにおもいます
鉄筋コンクリートときくとメンテナンスなしで100年ぐらいもつようなことが昔は言われていましたが、実際はそんなにはもちません。
鉄筋コンクリートの寿命を少しでも長持ちさせるためにはこういったメンテナンスが重要になってくると思います。
鉄筋コンクリート

鉄筋コンクリートのしくみ

 鉄筋コンクリートとは鉄筋とコンクリートを組み合わせたものです。コンクリートの弱点は引張り方向の力に弱いということです。
逆にいえばコンクリートは圧縮力には強いんですが。そんなコンクリートの引張り力を補強するために、鉄筋をつかいます。
鉄筋は引張力に強いという性質があるためです。このふたつを組み合わせることにより圧縮にも引張りにも強くすることができます。
さらに詳しくいうと引張りに強いから鉄筋をつかうだけではなく、鉄筋とコンクリートは温度変化による線膨張係数や収縮率がほぼ同じということがあります。
簡単にいうとコンクリートも鉄筋も熱を加えると多少は大きくなったり、縮んだりします。その際の伸び率がほぼ同じということです。
これが違いすぎるとコンクリートと鉄筋ののびる量が違うために、ひび割れや変形の原因になってしまいます。
また、鉄筋は空気中に置いとくとすぐに酸化してサビついてしまいます。そんなサビやすい鉄筋をコンクリートで覆うことでサビにくくすることもできます。
普通にコンクリートの中に鉄筋をいれるだけでは強い鉄筋コンクリートはできません。
鉄筋がコンクリートの中ですべって引き抜けたりしてしまうため、両端をアルファベットの J の形に曲げたフック状にしてぬけなくしたり、鉄筋をこまかい節のようなものに加工して、異形鉄筋といいますが、コンクリートとの摩擦を大きくして抜けないようにして強い鉄筋コンクリートをつくります。
 こうやって書くと鉄筋コンクリートとはすごいもののように感じますが、要は庭の駐車場にコンクリートを打ったりコンクリートブロックを並べて隙間にコンクリートをいれる時には中に鉄を入れると強くなるということです。
その際、ただの鉄ではなく凸凹していたり、端がフック状になってるものをいれるとよいということです。
鉄筋コンクリート

コンクリート ブロック